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月岡 祐紀子(つきおか・ゆきこ)

月岡 祐紀子(つきおか・ゆきこ)
ごぜうた・民謡・三味線弾き語り

**略歴**

1976年5月17日東京都目黒区生まれ
千代田女学園中学・高校、武蔵野女子大学文学部日本文学科卒業。第44期NHK邦楽技能者育成会修了。NHK東京放送児童劇団に10年間在籍。幼い頃より父、月岡翁笙から民謡を学ぶ。三味線を本條秀太郎師事。和楽器のオーケストラグループ「むつのを」メンバー。6歳で初舞台を踏み、現在は民謡の演奏会、瞽女唄のソロコンサート、他の若手奏者とのライブなど、幅広く活動しています。

**ごぜうた**

高校生の時、盲目の女旅芸人の芸能、瞽女唄、瞽女三味線と出会い、感銘を受け新潟へ。最後の瞽女といわれる小林ハル氏、故・杉本シズ氏、難波コトミ氏ら(新潟県黒川村特別養護老人ホーム在)の元に通い交流を重ね、10年間、面会、資料を求めての新潟来訪を年3、4回行っています。瞽女芸能の本場である上越市とのかかわりも深く、「2002年度瞽女憲章記念公演」に出演を招かれて以来、年2回程度、市主催の文化イベントに出演しています。瞽女さんが歌い継いだ民謡や「葛の葉の子別れ」などの語り物をレパートリーとするほか、今後は瞽女唄の譜面の提供なども予定しています。

**遍路**

大学卒業時、瞽女の旅を追体験しようと、三味線を奉納演奏しながらの四国八十八カ所歩き遍路に挑戦しました。翌年も歩き遍路を行い、三味線、尺八、筝、二胡、打楽器、唄での合奏曲「遍路組曲」を作曲。 その様子が、ドキュメンタリー番組「娘三味線へんろ旅」(南海放送制作/ナレーション桃井かおり氏)として全国放送され、放送文化基金賞の出演者賞を受賞しました。 さらに作家・早坂暁氏の紹介により、二回の旅を書き綴った旅日記が朝日新聞四国版、関西版に1年間(2000年5月~翌01年5月)連載され、この記事に加筆したものが「平成娘巡礼記」(文春新書)として刊行されました。 また「遍路組曲」もCD化され、東芝EMIより発売されています。 現在は3回目の歩き遍路を行うほか、遍路をテーマとしたシンポジウムや講演などにも多く招かれ、演奏しています。

**出演歴**

【コンサート・講演】
・「東京・台北市国際交流文化音楽団」公演(99年)
・「月岡祐紀子の高田ごぜ物語」公演(東京証券会館ホール/99年)
・演劇「牡丹燈篭狂想曲」(早坂暁・作演出、三味線奏者として参加/01・02年)
・「ごぜ憲章記念講演」(新潟県上越市主催/02年~)
・「平成遍路~歩けば自分が見える」(『読売新聞大阪本社50周年記念シンポジウム』大阪、京都、香川、愛媛で講演。演奏者およびパネラーとして出演/02・03年)
・「差別をなくす市民集会」(長野県長野市、須坂市、中野市主催、8回講演・演奏/02~04年)
ほか、各地寺院での演奏多数。都内での老人ホーム、小中学校でのボランティア演奏も行う。

【新聞・雑誌】
・邦楽ジャーナル(98年8月号『新邦楽人』ほか)
・朝日新聞高知版、関西版(『平成娘巡礼記』連載/01・02年)
・日本経済新聞(『甦れニッポン人』インタヴュー/02年11月25日夕刊)
・読売新聞関西版(『平成遍路~歩けば自分が見える』パネルトーク/03年4月16日朝刊)
・読売新聞(インタヴュー/03年9月5日夕刊)
・ダ・ウ゛ィンチ(メディアファクトリー/04年9月号『出動!トロ・リサーチ』)
ほか

【テレビ・ラジオ】
「娘三味線へんろ旅」テレビ朝日系列で全国放送(01年)
・NHK BS「新春民謡ショー」(02年)
・NHK「それ行け!民謡!」(04年)
・NHKラジオ「四国からこんにちは」(03・04年)
・フジテレビ アニメ「サムライチャンプルー」挿入歌レコーディング(05年)
ほか